simulizeさん
奨学金奨学金
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回答No.1 2020.05.13 20:08
A.ベストな回答に選ばれました!
ご質問ありがとうございます。
住宅ローン返済に加え、奨学金の返還もあるとのことで、大変ご不安かと思います。厳しい状況でも打開策はあるはずです。できることを一緒に考えましょう。
■奨学金返還の対応策■
まず、奨学金の返還にお困りの場合、すぐに奨学金の支援団体に連絡を取りましょう。ここで重要なのが、「すぐに」という点です。返還を延滞してしまうと、救済措置が適用されなくなるケースがありますのでご注意ください。
救済措置は、主に2つあります(奨学金の支援団体により詳細は異なります)
(1)減額返還制度
毎月の返還金額を2分の1や3分の1に減らせます。ただし、その分返還期間は延長します。1年毎に申請するもので、最長15年申請可能です。
(2)返還期限猶予制度
返還そのものを先延ばしにできます。返還すべき元金や利息の総額は変わりません。こちらも1年毎に申請するもので、最長10年申請できます。
■住宅ローン返済の対応策■
次に、住宅ローンの返済ですが、こちらも延滞する前に金融機関に相談しましょう。延滞前に相談をした方が金融機関も柔軟な対応が取れます。
住宅ローンの返済にお困りの場合、取れる対策は主に3つあります(金融機関によって異なります)。
【1】返済期間の延長
返済期間を延長することで、毎月の返済額を減額できます。ただし返済期間を延長する場合、総返済額は増えてしまいますので注意してください。
【2】一定期間、返済額を減額
1と似ていますが、こちらは返済期間を変えずに、一定期間のみ返済額を減らしてもらう方法です。一定期間終了後には、返済額が増額し総返済額も増えますのでご注意ください。
【3】返済額を抑える借換え
借換えとは、今の金利より低い金利でローンを組み直すことです。ただし、金利が低いというだけで借換えを決断するのは待ってください。借換えには保証料や事務手数料、印紙代、登記費用などの諸費用がかかります。それらの費用も考慮した上で、借換えのメリットがあるかどうかシミュレーションが必要になります。様々な条件によって異なりますが、一般的には現在のローンの返済期間が残り10年以上、返済残高が1,000万以上、金利差が1%以上高い場合には借換えのメリットが高くなる傾向があります。
■その他の対応策■
奨学金返還やローン返済における対応策をいくつかご提案しましたが、それ以外の方法もぜひ併用してみてください。現在、新型コロナウイルスの感染拡大の影響をうけ、いくつかの支援が用意されています。
・水道光熱費など公共料金の支払いを数ヶ月先延ばしにできる
・国民年金保険料を免除(所得に応じて免除される。ただし将来受け取る年金は減額)
・所得税、消費税、固定資産税などの納税猶予や減免
詳しい条件や内容は、各自治体や公共料金の供給会社によっても異なりますので、ぜひ一度問い合わせてみてください。
一日も早く新型コロナウイルスが終息し、ご家族皆様が健やかに暮らせるように祈るばかりです。
また何かございましたら、お気軽にご相談ください。